「どんな情報が欲しいですか?」
システムエンジニアが常に考えていることの1つだ。
お客さん(基本的にはどこかの会社の社員さん)が仕事をするにあたって、
- いつ情報が欲しいか。
- どこで情報が欲しいか。
- どんな情報が欲しいか。
- どのような時に情報が欲しいか。
- どのような仕事がコンピュータを使うと便利か。
これを解決することが、システムエンジニアの仕事だと僕は思う。
お客さんは、個人でも法人でも、政府や官公庁でも、
なんらかの情報が欲しいからコンピュータを使う。
それを解決していくのが僕らシステムエンジニアの仕事だ。
例をあげてみよう。
○○商社に勤める田中さんは、
日々法人(違う会社)向けの営業活動を行っている。
主な担当は、輸入した雑貨の販売だ。
商品数は数千点にも及ぶ。
ある日、お客さんであるA社の杉田さんから
「君のところが販売している、"熊撃退用サンダル"だけど、
どんなのか興味があってね。詳しい資料とサンプルをくれないか。
カナダでの販売実績とかも教えて欲しいね。」
と言われた。
会社に戻って、"熊撃退用サンダル"の資料を探そうと
資料室に入ると、[クフ]〜[クミ]までの資料が根こそぎ無い。
「誰か持っていったな」
田中さんはフロアで
「"熊撃退用サンダル"の資料が欲しいんだけどッ!」
と言って、慌てて資料探しに奔走した。
ようやく資料が見つかり、A社向けの資料を作ろうとしたところ、
杉田さんが欲しがっていた、カナダでの販売実績が1年分しかない。
「確か"熊撃退用サンダル"は、カナダで5年間は販売しているはず。
それなのに1年分の資料しか無いなんて。」
田中さんはしかたなくカナダでの1年分の販売実績を資料に加え、
A社向けの資料を完成させました。
翌々日A社に行くと、杉田さんから
「この資料じゃ、もう少し検討させてもらわないとね。」
と言われた。
バイク便で先回りして届けておいた資料が、インパクトに欠けたようだ。
今回はちょっと残念な回答をもらってしまったけど、
また次があると思って、田中さんは頑張っています。
<つづく>
どんまい田中さん(笑)
この例を見て、田中さんにどんな情報が素早く手に入れば
田中さんの仕事が楽になるだろう。
- "熊撃退用サンダル"の資料をパソコンで探せれば、わざわざ資料室に行くことも無くなる。
- "熊撃退用サンダル"の資料をデータベース等で管理していれば、資料が根こそぎ無いなんてことが無くなる。
- "熊撃退用サンダル"の販売実績をデータベース等を使ってコンピュータで管理していれば、5年分の資料があったはず。
- "熊撃退用サンダル"の販売実績をデータベース等を使ってコンピュータで管理していれば、もしかしたら中国での販売実績も付けられたかもしれない。
- "熊撃退用サンダル"の資料が即日完成していたら、お客さんの気が変わる前に、バイク便で届けられたかもしれない。
※データベース:データを貯めておくこと。
資料室もデータベース。システムエンジニアとしてはコンピュータのデータベースをお薦めしたい。Wikipedia田中さんのこの話しを聞いただけでも、
これだけ解決すれば、販売機会がぐっと増えてきそうな感じがしますね!
システムエンジニアは、お客さんに対して、
常にこんなことを考えています。
この例のような話しは、日常的に良く聞く話しだと思いますので、
システムエンジニアになりたい人は、
ちょっとイメージトレーニングしてみてはどうでしょうか。
テーマ:お仕事奮闘記 - ジャンル:就職・お仕事